インドGP開催のためのサーキット建設作業が遅れていると報じられる中、バーニー・エクレストンは、2011年にはインドGPはカレンダー入りを果たすと主張している。

 エクレストンは、ニューデリー近郊のグレーター・ノイダにおいてサーキットの建設作業が今年10月には開始されるだろうと、PTI通信に対して語った。
「契約はかなり前に締結された。我々はサーキットが建設されるのを待っている。礎石は10月終盤に据えられる予定で、定礎のため私はインドに向かう」

 しかしインドGPのプロモーターであるJPSKスポーツと政府の間で考えの相違が生じており、これによってプロジェクトの進行が妨げられているとの報道もある。インド側はグランプリ開催料金としてエクレストンのフォーミュラワン・マネージメント社に3,650万ドルを支払わなければならず、スポーツ省は金銭面で難色を示し、F1はスポーツではなくエンターテイメントであり、グランプリはインド国内のスポーツ発展において全く影響力を持たないだろうと主張した。これに対しJPSKスポーツは、インドGP開催に“200パーセント”の意欲を持って取り組んでおり、必要とあらば政府の協力を求めるため再びスポーツ省に足を運ぶと述べている。

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